Nebula custom SWT widgets

NebulaプロジェクトがEclipseプロジェクトの承認を受けたとのこと。
http://swtplus.com/wordpress/?p=6
Nebulaプロジェクトとは、SWT上に実装されたカスタムウィジェット群(のIncubatorプロジェクト、つまり新しいカスタムウィジェットを生み出す・育てるためのプロジェクト)らしーです。
Initial commitとしては、グリッドコンポーネントとか、オートコンプリートコンボボックスコントロールとか、いろいろに使えそうな物が入っているようです。詳しくは参照先記事にもある以下のスライドを。
http://www.eclipse.org/proposals/nebula/Nebula%20Creation%20Review.pdf
SWTではAWT的な最大公倍数アプローチに加えて、SWTのグラフィックス描画とイベント処理を用いて作られた数多くのcustom/emulationウィジェットを用意することで、Swingに(大きくは)劣らない機能性を備えています。
ただ、個人的な懸念としては、カスタムウィジェット群はSWTの売りである"native"っぽさを損ねる危険があります。あるプラットフォームに向けて作り込まれたウィジェットは、他のプラットフォームではヘンな感じがするものです。
この辺りに対応するために、theme drawing(XPやGTK+のテーマ機能を呼び出すAPI)が早くSWTに入るといいなあともわもわ中。

[追記]
ちなみに、theme drawingと書いた機能は SWT 3.2のプランに一応入っていて、3.2で入れたい意向はあるようです。バグとしては以下の2つあたり。