「市場の支配」を夢見るFirefoxの若き開発リーダー

感想。Ben Goodgerは良い仕事をしている。が、Macの劣化パクりだ。
UIをパクるのはいいことだ。なぜなら既にあり、ある程度の評価を得ているものであり、新たに使い方を学習する必要がないからだ。
しかし、俺はUIをパクるには「とことん」パクらなくてはいけないと考えている。なぜなら「似ている」ということは、同じ操作性を要求されることを意味するからだ。ユーザは、同じ見た目のものには同じ挙動を期待する。劣化パクリでは、ユーザは違和感とたまに混乱を感じる。
そして、そういった些細な違和感がユーザを苛立たせる。
Netscape * 4.xのころは、独自コントロールは少しだけ異なった見た目と振る舞いをもっていた。それは、たまに良いものであり、たまに時代遅れのダサイものであった。しかし、違うものだと言うことが認識できた。
MozillaのModernテーマはその点でよかった。MozillaのUIがプラットフォームのものとは「違うものだ」と明確に主張していたからだ。違うものは違う。違うけれどそれだとわかり、そしてとけ込むもの。そういったUIが必要だと思う。
XULには限界があって、プラットフォームのUIとは同じものにならない。そこからスタートしなきゃならない。それは決して悪い事じゃない。