追記
↑の件。よくあがる話として、Mono(なりDotGNU(懐かしい))で.NETなんかLinuxにもってこなくても、Javaがあるからいいじゃんという話がある。C#やVB.NET同様に、確かにJavaも生産性の高い言語だし、GTK+やGNOMEに対するバインディングも存在する。
でもOSSとして一番致命的なのはやはり、実用的なJava実装が限られたプラットフォームにしかないことかなぁと思う。MonoはFreeBSDだろーと、ppc Linuxだろーと、64bitなアーキテクチャだろーと、必要な人がportingしてもっていくことができる。
オープンソースなJava実装も全然ないわけじゃなくて、Kaffe(JavaVM)やらGNU Classpath(クラスライブラリ)やらがあるにはあるんだけど、クライアントアプリを動かす環境として利用されているという話を聞いたことがない(あるかもしれないけど)。
ApacheがやってるHarmony(Apacheライセンス下で利用可能なJava(J2SE)実装。KaffeやらClasspathを利用するつもりとかなんとか。)がババーンと出てくれば情勢は変わるのかもしれない。
でもま、いろんな言語で使えるMonoのほうを応援してみる。個人的に。Don Box好きだし(何
Gtk#とTomboyがGNOMEの一部に
http://tirania.org/blog/archive/2006/Aug-05-2.html
Monoも同時にGNOMEの一部になる予定、らしい。めでたい。
一応説明しておくと(わかる人にしかわからない説明だけど・・・)、MonoとはLinux上で.NET環境を提供するもので、Gtk#はMonoと一緒に配布されている、GTK+に対する.NETバインディングライブラリ。TomboyはMonoやGtk#を利用して作られた個人情報管理メモソフトというか、一人用Wikiというか、そんなもの。Linuxをメインに使ってる人には便利なシロモノかも。
うん、まあ、Linuxとか最近使ってないのだけどね。ノートでWindowsばっかりだわ・・・。
昔のバグ
なにげに古いバグを見てると次のようなバグが。
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=9637
これって、昔俺が投げたバグと同じものかも?とりあえずメモ。
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=207244
cairoメモ
最近何をhackしようか悩むことが多くて、いろいろ取りかかっては置いてあります。
そんな中の一つとして、cairoいぢりがあるわけですが、とりあえず必要なところを読み中。
そして調べたものメモ:
- win32: InvertRect (http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/gdi/fillshap_8lh0.asp)
- linux: GXxor (http://xjman.dsl.gr.jp/X11R6/X11/CH07.html)
- mac: Difference Blend Mode? (http://developer.apple.com/documentation/GraphicsImaging/Conceptual/drawingwithquartz2d/dq_images/chapter_12_section_7.html#//apple_ref/doc/uid/TP30001066-CH212-CJBIJEFG)
うーむ。Macが曲者の予感だなぁ・・・。
vs WPF/Eとしての次世代XUL
注意:このエントリはかなり妄想でできてます。
Piroさめのとこで、XULオワタとか書かれているのを読んで脊髄反射。
黙って指をくわえているわけじゃない
XAMLに関しても、それ以外のものに関しても、MSがモノ作ってくる・モノ作り環境を作ってくるパワーは実際すごいものだけど、置いていかれないよう、後追いの印象派否めないもののMozillaも頑張っているという認識だったり。
Gecko 1.9(Firefox 3)に向けてやってる大規模レンダリングエンジン・グラフィックレイヤ変更(with Cairo)なんかは、SVGのフルサポートやらXUL2Dといったラインのための布石のはず。
グラフィックレイヤをCairoベースのものに一本化することで、XULとSVGを組み合わせて、コントロールに半透明処理をおこなったり、回転拡大縮小などをかけたりできるようになり、XUL自体をSVGベースにすれば、ベクトルベースのUIも実現できるはず。これで、XPFの表現力と対抗できる・・・のかなぁ、多分。
ベクトルベースのUIでの懸念としては、ネイティブテーマとの相性がイマイチそう。Windows Vista世代では新しいネイティブテーマの仕組みが必要かも。
SVGをプレゼンテーションに使うXBLとして、sXBLがW3Cに提出されていますが、次世代XULはsXBL, SVG, JavaScript 2.0を組み合わせたものになるんじゃないかと予想してみる。
開発環境
これは正直MSに分がある。Expressionは強力で、VisualStudioと連携しつつプレゼンテーションを設計するのに必要な全てがある、とあんまり調べずに書いてみる。
MSのことだから、Adobe Illustratorで作ったベクトルデータやSVGは当然取り込めるだろうし、デザイナーと開発者の協業はいままでになく上手くいくような気はする。(Expressionを使うのは誰か、デザイナがExpressionを使うようになるのか、っていうのはあるけど)
Flashとは競合しそうだけど、FlashデータからExpressionに変換できたりもしそう…。
Mozillaがベクトルグラフィックなツールを作るのは違うと思うし、いかに既存のグラフィックツールと連携できるかっていうところを頑張らないと勝ち目がないのは事実かもしれない。