Mozilla界隈とDebian界隈で揉めてる(てた?)Firefoxのブランディング問題について

感想。今やMozilla Corporation(以下Mozilla Corp)は昔(Mozilla.orgNetscapeが歩調をあわせていた時代)のNetscape Communicationsなんでしょうし、Mozilla FirefoxNetscape Navigatorのような位置づけになったのだと思いました。
企業(Mozilla Corp)が製品(Mozilla Firefox)をサポートする上で、製品の範囲を明確にするのは当然です。製品を勝手に改変して同じ名前・同じアイコンで使用されてしまうと企業はその製品に対して責任を持つことができなくなってしまうからです。
じゃあ今回の件で何が問題なのかと考えると、Mozilla Firefoxがフリーな、または、オープンソースなブラウザとして宣伝・認識されてしまっているのが問題なのかもしれないと思ったりしました。
Mozilla Firefoxはフリーでオープンソースなブラウザではありません。Mozilla.org(と有志による)フリーでオープンソースなウェブブラウザ技術を元にした、Mozilla Corpがリリースしているプロプライエタリ製品である、というのが真実ではないでしょうか?
Mozilla Firefoxを一ユーザとして使ってきた立場でいえば、Mozilla Corpの登場は唐突なものでした。突然、Mozilla Corpが現れてフリーでオープンソースMozilla Firefoxを自分の所有物にしてしまったような印象がありました。
FirefoxというネーミングやFirefoxの各種アートワークに実際に権利をもっているのはMozilla Corpです。なので、それらを彼らが使いたいように使うのは構いません。
でも、紛らわしいのでFreeとは言わずに、Free as Beerと書いて欲しいです。以上感想でした。